2017年 12月 05日
涸沢紅葉ハイク(北アルプス)
今更だけど、、
2017.9.30-10.1
北アルプスの涸沢へ紅葉ハイクに行ってきました
多忙で2ヶ月以上ブログ放置
仕事に追われプライベートな時間は消滅
写真を眺めながら思い出に耽る日々
はぁ…
という事で久しぶりの更新デス
DAY1
上高地-明神-徳沢-横尾-本谷橋-涸沢
DAY2
涸沢-本谷橋-横尾-徳沢-明神-上高地
いつものように金曜日の夜に岡山を出発
あかんだな駐車場に着いたのはAM2時を過ぎた頃
約2時間の車中泊
眠い目をこすりながら支度をしてバス停へ
紅葉のピークと言われていたこの日
ある程度覚悟はしてたけど想像以上の人、人、人、
行列がバスターミナルの裏まで続き、上高地到着は大幅に遅れることに。。
河童橋からの穂高連峰
お約束のように毎回ここで写真を撮る
上高地はあの向こう側
この時期になると野生の猿が遊歩道に現れる
人がいても全く気にしない
熊の目撃情報
横尾まではのんびりハイク
見慣れた景色も天気次第でテンションがあがる
横尾に到着
カオスです笑
山の中とは思えない程の人の数
涸沢の紅葉ハイクは今までも何度か来てるけど、ここまで人が多いのは初めてでした
やはりみんな考えることは同じなのですね
屏風を横目に山岳ステージに突入
道幅も狭くなり常に渋滞
当然登る人もいれば下る人もいる訳で、思うように進めないのが辛いところ
まぁ、年に一度の絶景を見たいのはみんな同じな訳だから嘆いても仕方ない
なんてことを思いながら渋滞で止まっていると地元の知り合いの方にすれ違いました
なんていう偶然
やはり山好きは涸沢の紅葉に引き寄せられるのですね
本谷橋
人多過ぎて揺れっぱなし
本谷橋を過ぎると緑の色も徐々に変化してくる
落石注意
視界が開けてくる
登りながら紅葉の変化を楽しめるのは登山ならではでしょうね
涸沢ヒュッテと涸沢小屋の分岐
ここまで来るとあと少し
涸沢ヒュッテ到着
展望テラスは人だかり
売店も長蛇の列
もはや大都会涸沢
で、涸沢ヒュッテを抜けると、、、
どーん!
雲ひとつない青空と鮮やかに彩られた紅葉のコントラスト
見たかった景色はまさにこれなのです
もう満足。。。
絶景の余韻もほどほどに早速テント泊の受付へ
ここでも長蛇の列、、
もう行列には慣れました笑
受付を済ませてテント場へ
ここは一面岩場なのでフラットなところはほとんどなく、しかもこれだけの人
テントを張るスペースさえ確保出来ない有様
もはやテントが張れるかどうかではなく、テントが張ってない場所を見つけて、無理やりにでも張るしかない状況
ゴツゴツとした岩の上、当然まっすぐ寝るなんて出来ず、しかも一部は宙に浮いた状態
それでも何とか寝床を確保してようやく一段落
時間に余裕があれば北穂高にアタックしたいなぁ、なんて考えていたけど度重なる渋滞で予定時間が大幅に遅れた為それはまたの機会に
涸沢ヒュッテで水を確保
ついでにビールでもと思ったけど相変わらず売店は長蛇の列
うんざりしたので散歩がてら涸沢小屋に
涸沢小屋も当然人は多いけど涸沢ヒュッテ程ではなく、比較的スムーズに生ビールとおでんをゲット
テラスで前穂を眺めながらひとりお疲れ様の宴
涸沢小屋からテント場を眺める
自分のテントがどこにあるのかさえ分からない程の数
ちなみにこの日のテント数は1400超とか
小屋泊の人も布団一枚で3人とか
そこまでしても涸沢の紅葉はみんなが見たい景色なのでしょう
まぁ、僕もそのうちの1人な訳だけど。。
テント場に戻り少しづつ変化する涸沢の景色を眺めながらひとり余韻に浸る
徐々に陽が傾き周りでは宴会を始める人たちの姿がチラホラ
つられて僕もお決まりのビールとワインでこの日2回目の乾杯
いつものようにテントで横になりまったりとした時間を過ごすと、気づけばあたりは真っ暗
はい、寝てました笑
目が覚めて辺りを見渡す
テントの灯りで一面煌びやかな景色
空を見上げると月あかりと無数の星が山を照らす
山で見る星空は何とも言えない幻想的な世界なのだ
眠気も吹っ飛び無心で写真を撮る
とにかく撮る
涸沢ヒュッテの展望テラスに移動して撮影を続ける
流石にこれだけの灯りがともったテントの数は雑誌でも見ない光景
この景色が宝石箱といわれるのも頷ける
眠らない街 涸沢 的な。。
まぁ僕はこの後すぐに寝ましたけどね
朝、、、
寒さで目が醒める
当然目が覚めてもシュラフからなかなか外に出れない
後で聞いた話だけど、この日の朝は氷点下に達していたとか
テントの中でダラダラ過ごした後、朝食の準備に取り掛かる
いつものようにコーヒーとウインナー
涸沢ヒュッテの前では小屋泊の人達が大勢並んでいた
そう、みんなモルゲンロートを待っている
テント泊の人達もみんな同じ方向を向いてその瞬間を待つ
静寂の中ゆっくりと朝日が山肌を染める
人生初のモルゲンロート
美しい。。。
写真でしか見たことのない景色を目の前に興奮する僕
やはり自然の作るアートは僕にとって一番心に突き刺さる
陽が昇り徐々に消えていくモルゲンロート
いつまでも見ていたいのに限られた時間しか眺める事が出来ない景色
なんだかセンチメンタルな気分になる
涸沢の旅は終わった
紅葉と星空とテントの夜景、そしてモルゲンロート
最高の天気の中、見たいもの全てを楽しめた最高の2DAYS
こんなに条件が整った山行はなかなか出来ないもの
夏山に続き今年は僕にとっての当たり年
きっと山の女神がついていてくれたのでしょう
帰りはいつもの場所で心身ともに癒さました
こういう旅がこの先もずっと続きますように。。
おわり
by munemuneism
| 2017-12-05 12:00
| 山